清掃業務や警備保障を中心とする企業グループ「熊谷コンツェルン」の会長・熊谷紫は役職を隠し、取引先の「スーパーオーイケ」で清掃員として働いている。ある日、社内不倫が露呈し本社から異動となった花巻奈々子と共に、開店前のトイレで店長代理・野辺の他殺体を発見する。スーパー内には横領疑惑が浮上、また営業妨害を目的とする中傷や嫌がらせを受けていた。経営状態が悪化する中、二代目社長の健司は仕事に集中せず、経営業務は健司の後妻で副社長の久子が取り仕切っていた。そんな中、生鮮品部門マネージャーの鳥山、そしてマグロ卸業者の桜井が何者かによって殺害される。警察の捜査で鳥山、桜井が闇業者にマグロを横流ししていた事実が判明、事件は連続殺人へと発展する。