万引きGメン・二階堂雪 3「虚栄心」
スーパーの保安員が、虚栄心がもととなった連続殺人事件に巻き込まれる!
スーパーの保安員が、虚栄心がもととなった連続殺人事件に巻き込まれる!
二階堂雪は警備会社から派遣され、スーパーで保安員として働いている。万引きや置引き、スリの摘発などが主な仕事だ。雪は、ある日、スーパーを巡回中に、若い男が万引きしているのを発見。店頭販売員の金子美里と共に男を捕らえる。美里を誘って高級レストランへ食事に行った雪は、そこで高校時代の同級生・宗像律子と出会う。驚いたことに、美里も律子の近所に住んでいて顔見知りだという。数日後、雪が勤務するスーパーで律子が置き引きに遭遇。被害額は50万円近いという。そんな折、雪は店の隅で律子の友人・豊原映子が美里につきまとっているところを目撃する。ところが、映子が不慮の死を遂げたと知らせが入った。さらにそれと前後して、美里の行方が分からなくなる。一方、雪のもとに律子のことを調べている保険調査員がやってくる。保険金詐欺の疑いがあるという律子のことを聞いた雪は、以外な事実に驚愕する。多額の借金を抱えて、月ごとに支払いにも苦労していたのだ。また、自分の家族の経歴も偽っていたことが明らかに。律子への疑惑を抱いた雪は、彼女を詰問。すると借金のせいで置き引きの狂言をしてしまったと認めて謝罪した。