税務調査官・窓際太郎の事件簿15
シリーズ最大の裏切り!!人情派太郎の苦悩…黒幕はあの部長!?部下の謎の死事件の鍵は日本海に!
シリーズ最大の裏切り!!人情派太郎の苦悩…黒幕はあの部長!?部下の謎の死事件の鍵は日本海に!
世田谷区南税務署の窓辺太郎(小林稔侍)は「窓際」と呼ばれている。もともとは国税局の査察課長という要職にあったのだが、ある事件の捜査中に部下を死なせてしまい、その責任を問われてヒラの税務署員に大左遷されたのだった。しかし、太郎にはもうひとつの顔があった。難事件があれば、国税局査察部長・森村(北村総一朗)の命を受けて悪を懲らす影の税務調査官なのだ。ある日、太郎は国税局時代の元部下・衣笠(井田國彦)が自殺をしたと知らせを受ける。衣笠の妻・啓子(筒井真理子)と娘・早智子(平泉季里子)の話では衣笠はしきりに「窓辺さんに申し訳ない」と言っていたが、特に自殺の理由も思い当たらないと言う。新潟国税局の査察官として活躍しているとばかり思っていた衣笠が三年前に新潟の帝都会計監査法人に移っていたことを知り、太郎は衣笠の自殺の原因がそのあたりにあるのではないかと睨む。衣笠の一件を調べたいと国税局の森村の部屋を訪れた太郎は、そこで新潟国税局査察部長・横溝(西田健)と会う。太郎から衣笠の件を聞いた森村は、理由も言わないままに、そのことについて調査することを禁じる。森村と横溝の様子がおかしいと感じた太郎は休暇を取って新潟へ向かい独断で調べ始め、その一方で森村の姪、椿薫(麻生祐未)にも関係する資料を集めるように依頼する。