世直し公務員ザ・公証人4
殺人事件の裏に欠陥リフォーム工事あり。ヒゲとリュックがトレードマーク。渡瀬恒彦の人気シリーズ第4弾!
殺人事件の裏に欠陥リフォーム工事あり。ヒゲとリュックがトレードマーク。渡瀬恒彦の人気シリーズ第4弾!
公証人の真山壱也は、助手のさとみの見合い相手で一級建築士の水戸辰徳から相談を受ける。水戸の恩師、中嶋が悪徳リフォーム会社にだまされたというのだ。真山は悪事をしょうめいするための書類の作成を始める。 ところが、中嶋の悩みはリフォームの健だけではなかった。自分が死んだら後にのこる妻の生活がどうなるか心配だと真山に打ち明ける。 真山は任意後見制度を利用してはどうかとアドバイスする。この制度だと財産の管理などを信頼できる人物に任せられるのだ。後見人を選ぶため中嶋の子ども4人が集まるが、それぞれに事情があり、結論が出ない。 そして、中嶋の次男・修平が殺される。修平が会社の資金繰りに困っていたことと、あにと姉を脅迫していたことが分かる。警察から情報を探りながら、真山も独自に調査を始める。 やがて住宅のリフォームをめぐる巧妙な詐欺の仕組みが明らかになる。真山は殺人現場に残されたパソコンの状態に疑問を抱き、殺人事件の真相を推理する。