世直し公務員ザ・公証人3
渡瀬恒彦が公証人に扮する人気シリーズの第3弾!殺人事件が発生し、10年前の未解決の贈収賄事件の謎とつながるが…
渡瀬恒彦が公証人に扮する人気シリーズの第3弾!殺人事件が発生し、10年前の未解決の贈収賄事件の謎とつながるが…
元検事の公証人、真山壱成は事務所の大家、瀬古伊造が経営する賃貸アパートのトラブルに巻き込まれる。ある部屋に瀬古が貸した覚えのない老人、善家慶之が住み着き困っているというのだ。善家は、死んでしまったその部屋の本当の住民である老女と契約書を交わしたと主張し、出ていこうとしない。 ところが後日、善家から自分が持っている茶器を百万で買ってくれれば立ち退いてもいいと言われたと、瀬古が真山のところに相談に訪れた。最近茶道に凝っている天野正直の師匠、藤倉志乃に鑑定してもらった結果、茶碗は志乃が以前に見たことのある名品の偽物らしいと判った。 立ち退き問題がますますこじれそうになった時、善家が何者かに殺される。第一発見者は瀬古だった。部屋は荒らされて、問題の茶碗だけが持ち去られた。 ところで近所のバーのママ、水谷加菜子によると、善家がいた部屋には、田嶋史子が経営する不動産会社の若い写真がよく出入りしていたという。史子は最近強引な商売で売上を伸ばしており、瀬古のアパートも手に入れたいと考えていた。