岸辺のアルバム
山田太一脚本。1977年に放送された衝撃のドラマ! 一見平和で幸せそうな中流家庭の崩壊と再生を描く。
山田太一脚本。1977年に放送された衝撃のドラマ! 一見平和で幸せそうな中流家庭の崩壊と再生を描く。
山田太一脚本のテレビドラマ史に残る名作「岸辺のアルバム」。淡い水彩画のような、おっとりしたタイトルとは裏腹に、このドラマはあえて「衝撃の家庭ドラマ」と銘打っている。激情的な人間模様、生臭い話、どろどろした性の問題を内包した作品だ。またその一方で、このドラマは「家庭とは何だろう?」「親と子の関係はどうあるべきか」といった普遍的な難問と正面から取り組んでいる。東京郊外の多摩川沿いに住む中流家庭を舞台に、初回放送当時のホームドラマでは一切タブーとされてきたエピソードが次々と展開される。