警視庁機動捜査隊216 IV 孤独の叫び
常に危険と緊張を強いられる任務を淡々とこなすクールなヒロイン・沢村舞子(沢口靖子)とその仲間たちの活躍を描いた好評シリーズ第4弾!
常に危険と緊張を強いられる任務を淡々とこなすクールなヒロイン・沢村舞子(沢口靖子)とその仲間たちの活躍を描いた好評シリーズ第4弾!
覆面パトカーで受け持ち地区を巡行し傷害、強盗、殺人事件など様々な事件が発生した場合、直ちに事件現場に急行し初動捜査に当たる機動捜査隊。警察本部刑事部に属する執行部隊で、勤務は交代制だが任務の際は24時間勤務だ。事件現場にいち早く駆けつけるため、犯人との遭遇率も高く、常に拳銃の携帯を義務付けられている危険な任務だ。そんな危険と緊張を強いられる任務を冷静に淡々とこなすクールな主人公・沢村舞子(沢口靖子)とその仲間たちの活躍を描く“機動捜査隊216シリーズ”の第4弾! 数ある“警察モノ”のドラマの中でもあまり馴染みのない「機動捜査隊」、通称「機捜」の刑事たちに焦点を当てたこの作品は、本来、初動捜査を終えると担当部署に事件を引き渡し、本格的な捜査から離れる立場の機動捜査隊員たちが、その後どのように事件と係わり、解決に導いていくのかというプロセスが見どころのひとつである。 今回は振り込め詐欺グループの“出し子”が銀行で起こした人質事件をきっかけにして、舞子たち機動捜査隊が24時間勤務の中で遭遇する事件や様々な立場の人物たちの人間模様を丹念に追いながら、刑事たちの緊迫感と臨場感たっぷりのサスペンスを描く。 【あらすじ】 ある日、警視庁第二機動捜査隊に所属する警部補の沢村舞子(沢口靖子)が相棒の金子(赤井英和)と共にいつものように受け持ち管内へとパトロールに就くと、管内にある城西銀行渋谷西支店で凶器を所持した男による人質事件が発生したとの無線連絡が入り、2人は現場へ急行する。現場ではナイフを所持する男・荒井良樹(植田靖比呂)が、客で妊婦の望月富美子(高樹マリア)を人質に立てこもっていた。 だが、そんな荒井に果敢に説得を試みた警備員の大林(斉藤暁)の行動がきっかけになり、舞子たちは荒井を取り押さえることに成功。その後の取調べで、荒井が振り込め詐欺グループの一味に現金を引き出す役目の“出し子”にさせられていたことが判明する。荒井の身柄はすぐに所轄の担当部署に引き渡され、再び管内のパトロールに戻る舞子たち。すると今度は管内のマンションの室内確認要請の無線が入る。現場のマンションに急行すると、先ほど人質立てこもり騒ぎのあった城西銀行渋谷西支店の行員がいた。支店長の早瀬(国枝量平)が朝から連絡がなく無断欠勤しているためマンションを訪れたというのだ。中へ入ると、早瀬はリビングで刺殺体となっていた。城西銀行渋谷西支店で起こった人質事件と支店長殺害事件。果たして二つの事件は偶発的なものなのか・・・。事件の繋がりを気にしつつも捜査一課に捜査を引き継ぎ、再びパトロールに戻る舞子たち。すると今度は城西銀行人質事件で“出し子”の荒井を銀行に残して立ち去ったと思われる不審車両を発見。追跡した舞子たちは振り込め詐欺グループのアジトを突き止める。詐欺グループの数名を現行犯逮捕するが幹部の桑野(兼松若人)だけ捕り逃してしまう・・・。 そんな中、舞子は人質事件の際に銀行に偶然居合わせたという東洋テレビの報道ディレクター・菊池綾子(小沢真珠)からインタビューさせて欲しいと声をかけられる。舞子は綾子の申し出を頑なに固辞するが、綾子は執拗に舞子を取材しようとする。 一方、同じ頃、捜査一課では支店長殺しの容疑者として渋谷西支店で派遣社員として働いている井原愛美(三倉茉奈)が浮上し取調べを行うが…。