会計士探偵上条麗子の事件推理3「死を呼ぶ遺産相続」
聡明な女性会計士・上条麗子が、専門知識や天性のカンを駆使して殺人事件の解明に挑む
聡明な女性会計士・上条麗子が、専門知識や天性のカンを駆使して殺人事件の解明に挑む
女性公認会計士・上条麗子は同僚の大次郎と、亡き父との思い出の地・長野を訪ね、父の旧友・椎名のわさび園へ。経営コンサルタント・服部学にそそのかされた椎名の息子・公平が父親のわさび園を担保にしてレストランを開業しようとしているという。後日、椎名は友人で鍼灸院をしている九重茂之という男を連れて、公平と共に麗子の会計事務所に相談にやって来るが、椎名と公平は資金面で意見が対立。公平によると、椎名は東京から通ってくる女がいると言い、麗子はわさび園で椎名を陰から見ていた女・沢野美穂のことを思い出していた。その夜、事務所のビルで服部が殺され、現場にあった遺留品から椎名に容疑が掛けられ行方不明に。その後、指名手配された椎名は転落事故で意識不明に。美穂という女性が気になる麗子は、大次郎と共に調査に乗り出す。椎名を実父と思い込んでいる美穂は、巨額の借金を抱え、服部から200万円もの金を借りていた事が判明した。