弁護士猪狩文助4「禁断の館」
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“法廷荒らし”の異名をとる破天荒な弁護士・猪狩文助が、法律の裏に隠された真実を暴く!
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猪狩文助と助手の夏目理恵子は、箱根の老舗旅館で起きた事件の被告人を弁護するため、小田原の裁判所へ。被告人である旅館の仲居・志津子は、別居中の夫・東吾からの度重なる暴行に恨みを抱き、旅館の1室に東吾を招き入れ、植木バサミで刺殺した容疑をかけられていた。理恵子は事件前、夫の暴力のことで相談を受けており、正当防衛を立証しようと意気込むが、猪狩は苦言を呈する。小料理屋を営む里子の恋人・石川の正当防衛を証明できなかった過去があったのだ。そして、志津子は、正当防衛を装って夫を殺害したとして逮捕されてしまう。事件後、警察が現場に来るまで30分も時間がかかっていることに目をつけた理恵子は、旅館内の何者かが志津子を陥れようとしたのではと思い、旅館内の人間関係を調査。仲居頭の藤代の証言から、琢治と志津子が抱き合っている現場を目撃したと聞き、理恵子は夕輝子による犯行ではないかと疑う。そんな矢先、夕輝子がハチに刺され死体で発見される。