植原環、黒崎美和、山城由紀は銀座のクラブ「ダイアモンド」に勤める人気ホステス。ある日、環と美和は由紀から妊娠したと聞かされ驚きを隠せない。「ホステスは天職、子供を産んだらまたクラブに復帰する」と言い切る由紀に環は感心する。そんな時、環にもチャンスが訪れた。常連客・石川から独立しないかと誘われたのだ。下心を感じながらも、魅力的な話に引き込まれる環。しかし閉店後、相談のために石川とデートに出掛けた環は、立ち寄った公衆トイレでクラブ「ルシュンテ」のママ・洋子の死体を発見してしまうのだった。そんな折、環はクラブ「ダイアモンド」のママ・三田村奈津子と口論になり、自分がママとして店を仕切る羽目になってしまう。環の素質を見抜いた奈津子の親心だったのだが、環は奈津子の思いを知る由もない。新人・立花菜緒を入店させたり、カラオケリース会社の営業マン・下村隆志からカラオケをリースしたりと、環の無謀な判断で売上げは日に日に激減していく。その頃クラブ「ヴィーナス」のママ・沢田加代子が洋子ママと同様の手口で殺害された。奈津子が音信不通となり、さらに奈津子が大切にしている時計がネットオークションに出品されたことから、環たちは奈津子が連続殺人犯に拉致されたと推測する。そして手がかりを掴むべく時計を落札、環と美和は出品した人物・藤田雄一に会うことになった。