縁側刑事・弐~銃の重さ~
藤竜也&本仮屋ユイカ。元警視庁刑事とその孫娘の巡査が、捜査を通じて心を重ね合わせていく下町人情ミステリー!
藤竜也&本仮屋ユイカ。元警視庁刑事とその孫娘の巡査が、捜査を通じて心を重ね合わせていく下町人情ミステリー!
「縁側刑事」は元警視庁刑事の一徹(藤竜也)とその孫娘である西蒲田署地域課巡査のあさひ(本仮屋ユイカ)が、捜査を通じて心を重ね合わせていく下町人情ミステリー。 東京・三ノ輪に住む一徹は、「初志貫徹」がモットーの地元でも評判の頑固爺さん。その孫娘・あさひは、小学三年生の頃に両親が離婚し一徹に預けられた。一徹との二人暮らしは、多感な少女には苦痛そのもの。刑事のうんちくばかりを語る一徹を毛嫌いしていたが、なんと孫娘は祖父と同じ、警察官の道を選んだのだった。 そんな孫娘が今回大ピンチに!なんと拳銃を奪われ、警察官の座を奪われる窮地に立たされる。一徹は刑事の先輩として、銃の重さをあさひに説くのだが・・・。 【あらすじ】 元刑事の一徹(藤竜也)は、東京・三ノ輪の一軒家で一人暮らし。以前は孫娘と二人で暮らしていたが、孫娘は、家に寄り付こうとしない。それもそのはず。一徹は近所でも有名な頑固爺さんなのだ。 そんな一徹を心配して世話を焼くのは、近くに住む総菜屋の女将・千恵(石野真子)だけ。刑事だった一徹に世話になった恩から、いまだに彼を慕っているのだった。一徹は千恵から警察官になった孫娘・あさひ(本仮屋ユイカ)の近況を知らされる。西蒲田署地域課穴守稲荷交番に配属されて二年半になるあさひは、仕事にも随分と慣れ、そろそろ大きな手柄を立てたいと思っているようだ。 ある日、あさひは駄菓子屋の主人・治子(吉行和子)が万引きした中学生たちを叱る現場に遭遇する。しかし、どうやらそれは中学生同士の陰湿ないじめのようで、佐久間良(中島来星)という少年が万引きを強要されているらしい。あさひは良に友達になろうと言い、二人は携帯の番号を交換することに。 そんな中、隣の洗足署管轄内で同一犯による強盗殺人事件が発生。交番長の土橋(田中要次)は「相手は凶悪犯。もし遭遇しても一人で確保しようとせず、報告すること」とあさひに念を押す。 ところが、夜勤中に指名手配中の連続窃盗犯らしき二人組みと遭遇したあさひは、犯人威嚇の為に拳銃を発砲。一人を取り押さえるが、もう一人は取り逃がしてしまう。 後日、このあさひの発砲が警察内で問題となり、取り調べを受けることに。憤慨するあさひに、一徹は「拳銃は、人の命を簡単に奪える凶器だ」といい、「威嚇射撃したとき、冷静だったか?」と問う。そして「どんな時も、常に冷静でいるよう心掛けるのが警察官だ」と諭す。 そんな中、新たな事件が発生。なんとあさひが何者かにナイフで刺されて怪我をしたうえ、拳銃を盗まれてしまったのだ。入院先の病院に西蒲田署鑑識課の水原(山崎樹範)が見舞いに来て、捜査の状況を聞いたあさひは、自分の拳銃を奪われたことにショックを隠しきれない。 あさひは一徹の助けを借り、襲われた時の記憶を思い出す。あさひは自分を指したのは金谷真人(石黒賢)だと断言するのだが・・・。 一徹とあさひは、刑事の本質や銃の重みについて考えながら捜査を進める。警察官としてあるまじき失態を犯してしまったあさひは、果たして警察官として立ち直ることが出来るのだろうか? 駄菓子屋を通じて知り合った子供とのすれ違いがさらなる事態を巻き起こし・・・。