カードGメン小早川茜7「愚か者の涙」
クレジットカードの不正使用を調査するカード調査員・小早川茜が、カード偽造事件に絡む殺人事件に挑む。
クレジットカードの不正使用を調査するカード調査員・小早川茜が、カード偽造事件に絡む殺人事件に挑む。
ある日、茜は所長の大杉に頼まれて、本社で開かれた営業推進キャンペーン会議に渋々出席する。会議ではエリート社員と評判の元宮がキャンペーン企画として、カードを使用してポイントを貯めた女性客を抽選で旅行に招待するプランを提案。さらにカードの利用を推進しようと、招待した女性客に高級ブランドオークションを開くと言い出す。茜は本宮の提案に一抹の不安を感じるが、企画は実行されることになる。女心を扱うのは簡単だと言う本宮の高飛車な態度が気に入らない茜は、企画が無事行われるか確かめようと自ら旅行に同行する。茜の不安をよそに本橋の企画したキャンペーンは女性客に大好評を博し、ブランドショップ「ラ・セーヌ」の岩城幸子が開いたオークションは大盛況に。ところが数日後、オークションにかけられた商品が偽物であることが発覚。参加した明美をはじめとする女性客たちが返金を求めて茜や本宮の会社に押し寄せてくる。ところが、肝心のブランド品を提供した岩城は行方不明になり、返金が出来なくなってしまう。そればかりか、オークションで使用された女性全員のカードデータが何者かによって盗まれ、コピーカードを作られ使われていたこともわかる。