カードGメン小早川茜5「黒いデータ」
クレジットカードの不正使用を調査するカード調査員・小早川茜が、カード詐欺に絡む殺人事件を解明する
クレジットカードの不正使用を調査するカード調査員・小早川茜が、カード詐欺に絡む殺人事件を解明する
小早川茜は“猟犬の茜”と異名をとる名うてのカード調査員。ある日、茜の元に顔見知りの主婦・輝子が来社した。その話から、茜は輝子が茜の勤める会社の調査総合研究所との名を騙ったダイレクトメールによりカード詐偽に遭ったと確信。輝子のカードでキャッシングされたことも判明し、茜は後輩・染太郎とダイレクトメールの発信元に急行するが、部屋はすでにもぬけの空で、老女の死体を発見する。その後の警察の調べで、その死体は、調査総合研究所が借りていたアパートの大家・シズだと判明する。茜と染太郎は、部屋を借りた人物の素性の調査に乗り出すが、長髪にヒゲという変装をした謎の人物としか分からない。その後、茜達の会社には、輝子と同様の手口でカード詐偽の被害に遭った電話が次々とかかってくるようになる。茜は被害者の数の多さから顧客データを詐偽グループに流していると睨み、最近、多額の借金を返済したデータ管理課の西田佳代を疑うが、佳代も溺死してしまう。茜達が再び調査に挑む中、データ取り込み詐偽疑惑の調査依頼で向かった先は、またも茜の会社を名を騙り、さらに顧客データが取り込まれた茜のパソコンが発見される。茜はデータ取り込みと、横流しの疑いを掛けられてしまう。容疑を晴らすため、夫・義伸達の協力を得て、謎の人物の調査を開始した。