浅見光彦シリーズ26「津和野殺人事件」
封印された母娘の絆が招く哀しき連続殺人…萩・津和野に光彦の名推理が冴える!
封印された母娘の絆が招く哀しき連続殺人…萩・津和野に光彦の名推理が冴える!
ルポライター浅見光彦の母・雪江は、巣鴨の霊園で男の死体を発見する。男は"山陰の小京都"と言われる津和野きっての旧家、朱鷺一族の長老・朱鷺勝蔵。勝蔵は神津家の墓の前で倒れており、その台座には不自然に動かされた跡があったことから、光彦は勝蔵が神津家の副葬品を取り出そうとしていたのではないかと推理する。 早速、光彦は神津家の血縁者である神津洋二を尋ねるが、神津は事件に心当たりは無いと、そっけない返事。だが直後、神津が津和野の行けで死体となって発見される。 事件解決の糸口を探すため、雪江とともに萩・津和野に向かった光彦は、道中で樋口久美・実加代母娘と親しくなり、一緒に街を巡ることに。萩での旅の途中、朱鷺家17代目・現当主の慶四郎に出会う。光彦は勝蔵の親戚だという慶四郎に尋ねるも、やはり事件解決に繋がる情報は得られなかった。