浅見光彦シリーズ22「佐用姫伝説殺人事件」
悲劇を招く遊女の幻?叶わぬ愛を貫く女の涙が佐賀・唐津の海に消えてゆく…。
悲劇を招く遊女の幻?叶わぬ愛を貫く女の涙が佐賀・唐津の海に消えてゆく…。
居候として肩身の狭い日々を送る浅見光彦(沢村一樹)は、母・雪江(加藤治子)のお供で九州佐賀・唐津で開かれる「佐橋登陽(さはしとうよう)有田焼個展」へ行くことになった。 光彦の亡き父親に縁のある人物だという佐橋(平幹二朗)は、70歳ぐらいと見受けられる男性で、名の知れた有田焼の陶芸家である。 その会場で、浅見は登陽と美女・久子(床嶋佳子)そして評論家・景山秀太郎(黒部進)と陶芸家の草間完治(朝倉伸二)出会う。 翌日、景山がナイフで胸を刺されて殺されていたという連絡が光彦に届いた。 死体の上には黄色い砂がまかれ現場には「佐用姫の・・・」と書かれた跡のついたメモが残されていた・・・。