浅見光彦シリーズ20「崇徳伝説殺人事件」
沢村一樹主演。ルポライター浅見光彦が崇徳上皇にまつわる伝説の地で殺人事件に遭遇する!
沢村一樹主演。ルポライター浅見光彦が崇徳上皇にまつわる伝説の地で殺人事件に遭遇する!
ルポライターの浅見光彦(沢村一樹)は怨霊の祟りにまつわる歴史の取材に京都を訪れていた。祟道神社にやって来た光彦は若い女・滋美(津川友美)にフィルムを手渡される。まったく覚えのない光彦が何かの間違いだ、と告げる間もなく滋美は走り去った。追いかけようと道に飛び出した光彦は危うく車にはねられそうになった。車に乗っていたのは富士子(真中瞳)という美しい女性だった。次の取材場所である白峯神宮に向かった光彦は同業者風の男・新坂(杉崎政宏)が誰かを待っている様子なのに気づく。光彦は新坂が「黒谷の光明寺でよる8時に」誰かと待ち合わせの電話をしているのを聞くとは無しに聞いていたが、白峯神社の由来を読んでそこが崇徳上皇縁の神社であることを知る。光彦はふとある可能性に思い至った。滋美は崇道神社と白峯神社を間違えたのではないか。そしてあのフィルムは本来新坂に渡るべきものではなかったのか。光彦は8時に光明寺に行ってみることにした。光彦が時間に遅れて着いたせいか、光明寺には新坂の姿はなかった。翌日、光彦は香川県・坂出に向かった。そこは崇徳天皇が晩年を過ごした場所で、崇徳ゆかりの名所旧跡が多く残されている。光彦がその一つである白峯寺に詣でた時、「死体が発見された」という騒ぎが持ち上がった。光彦が現場に急ぐと死体はなんと新坂である。光彦は現場検証をしていた大原警部補(渡辺正行)にいきさつを話したが、大原は光彦を怪しみ、署に同行した。光彦が大原と森瀬(高橋元太郎)という警部に取り調べを受けている間に警察で問題のフィルムが現像された。そこには老人の撲殺死体が映し出されていた…。