浅見光彦シリーズ5「城崎殺人事件」
素人探偵・浅見光彦が連続変死事件を推理・解決する!
素人探偵・浅見光彦が連続変死事件を推理・解決する!
光彦は母・雪江のお供で兵庫の城崎温泉へ行くことに。併せて城崎の郷土史の取材をするつもりだ。城崎に着いた光彦は、金の詐欺事件で悪名高い「保全投資協会」の廃墟ビルで変死事件があったと聞く。最近1年の間に3人の変死者が出た通称・幽霊ビルだ。変死者の続出に不審を唱える光彦は、地元の刑事に疎まれた。その時、現場で花を供えるまゆ子の姿を見た。翌日、光彦は、出石焼の店でまゆ子に再会する。まゆ子の恋人・水野は昨年、幽霊ビルで変死したという。しかし、まゆ子は自殺説に疑問を抱いていた。光彦は雪江を観光に連れていく為にレンタカーを借りる。しかし、ブレーキに異変が発生。必死でハンドルを握る光彦は、崖の淵直前で止まることが出来た。警察に調査を求めた光彦は、逆に不審人物として詰問される。だが、光彦の兄・陽一郎が刑事局長と知り警察の態度は一変した。まゆ子から水野が残した日記を見せてもらった光彦は、保全投資協会が何らかの形で関係していると予想する。翌日、水野の死に関係があると光彦が睨んでいたレンタカー屋・矢瀬が変死体で発見された。