財務捜査官 雨宮瑠璃子5
浅野ゆう子と柳葉敏郎のコンビが難事件に挑む人気シリーズの第5弾。
浅野ゆう子と柳葉敏郎のコンビが難事件に挑む人気シリーズの第5弾。
ルポライターの安西聡(大波誠)が何者かに鋭利な刃物で殺された。捜査一課の村上徳郎(柳葉敏郎)をはじめとする刑事たちは、安西がある介護老人ホームの金の流れと入居者虐待について取材していたことを突き止めた。 偶然にもそのホームには雨宮瑠璃子(浅野ゆう子)の叔父、俊樹(佐竹明夫)も入所していた。入所者には認知症を患う山根寿美子(水野久美)ほか、手のかかる老人も多く、瑠璃子は介護士の吉原高志(太川陽介)や医師の加賀順次(松永博史)たちの献身的な看護に感心していた。そんななか村上の依頼で藤堂房雄(伊武雅刀)と瑠璃子たち財務捜査官も捜査に加わることになった。 ホームの経営者、徳永周吾(遠藤憲一)は不正を働く人物ではないとホームのスタッフと入所者たちは口を揃える。ホームの運営は楽ではないが、健全な経営をしていたようだ。そんなホームを社会福祉法人代表の小野哲也(小須田康人)が乗っ取ろうと企んでいた。小野は詐偽などの悪い噂が絶えない人物だ。 瑠璃子と村上が事件の真相を推理していた矢先、ホームの介護士、吉原が安西と同じ手口で殺害される。吉原と安西は小野の指図でホームを陥れるためホームのスキャンダルを偽装していたことが分かる。また徳永が信頼する愛人、鹿島はるみ(藤森夕子)までも小野に寝返っていた。 一方、経理書類を緻密に調べていた瑠璃子は、徳永の不審な行動に気付くのだが…。