犯罪資料館緋色冴子シリーズ 「赤い博物館2」
松下由樹主演。「赤い博物館」のドラマ化第2弾! 26年の時を隔てて発生した2つの殺人事件が酷似…。 警察関係者にも嫌疑が及び、赤い博物館が独自に捜査を開始する!
松下由樹主演。「赤い博物館」のドラマ化第2弾! 26年の時を隔てて発生した2つの殺人事件が酷似…。 警察関係者にも嫌疑が及び、赤い博物館が独自に捜査を開始する!
舞台は通称“赤い博物館”と呼ばれる警察所属の犯罪資料館。資料館には時効が成立した重要犯罪資料や証拠品が保管されている。それらの資料を整理分析して、事件解決に役立てることが資料館の仕事だ。 口数が少ないうえに感情表現が乏しく、コミュニケーション下手な館長・緋色冴子(松下)。冴子は14歳のときに母親を殺された過去を持つ犯罪被害者でもある。しかし警察キャリアだった父親の指示により、事件は自殺として処理され、捜査資料すら残っていない。その後冴子と父親は疎遠となり、事件は冴子の性格に影を落とすこととなった。 そんな冴子を支えるのは、守衛の大塚慶次郎(竜雷太)と資料館スタッフの寺田聡(山崎裕太)だ。寺田はかつて捜査一課の刑事だったが、事件捜査中に失態を犯し、資料館に左遷された。寺田は捜査の第一線に返り咲きたいと願っている。 都内の河川敷で大学院生が殺されているのが発見された。捜査一課の担当刑事は事件解決の手がかりを求めて赤い博物館を訪ねてくる。26年前の未解決殺人事件が今回の事件に酷似しており、その資料が博物館に所蔵されているというのだ。すると翌日、警察幹部も博物館を訪れ、冴子に捜査一課とは別に二つの事件を捜査して欲しいと依頼する。26年前に捜査を担当した警察関係者にも嫌疑が及ぶと幹部は指摘する。冴子と寺田が調査を開始すると、事件を聞きつけてスクープを狙う女性新聞記者が冴子たちの前に姿を見せる…。 【あらすじ】 犯罪資料館、通称“赤い博物館”に新聞記者の藤野純子(矢田亜希子)が取材にやって来た。守衛の大塚慶次郎(竜雷太)とスタッフの寺田聡(山崎裕太)が説明をしていると、館長の緋色冴子(松下由樹)が現れる。純子の服装と仕草を一瞥しただけで、自分がワーキングマザーだと言い当てる冴子の観察眼の鋭さに純子は驚く。 その数日後、都内の河川敷で渡辺亮(石黒光)という大学院生の殺害死体が発見された。捜査を担当する捜査一課の刑事とともに捜査一課長・山崎杜夫(杉本哲太)が手がかりを求めて赤い博物館を訪ねてきた。山崎は博物館が所蔵する、26年前に起こった未解決殺人事件の捜査資料を引き取りたいと冴子に要請する。 その事件が今回の殺人事件に酷似しているというのだ。死体の遺棄場所や致命傷の位置など犯人しか知りえない状況までそっくりだという。同一犯の疑いがあると山崎は指摘する。 さらに翌日、首席監察官の兵藤英輔(皆川猿時)も赤い博物館を訪ねてきた。兵藤は、今回の事件と26年前の事件が酷似ということは当時捜査した警察関係者による模倣の犯行とも考えられ、捜査一課とは別に独自で今回の事件と26年前の事件を調べて欲しいと冴子に依頼する。今回の被害者である渡辺亮の父親・周作(渡辺哲)が、ある代議士の後援会の会長であるとも話す兵藤。その代議士とは冴子の父親、緋色賢二(長谷川初範)だ。冴子は捜査を引き受けた。 赤い博物館ならではの鋭い視線で二つの事件を比較検討し、調査を進める冴子と寺田。一方、スクープ記事を狙い純子も取材に動き出していた。純子はしばしば冴子と寺田の前にも姿を見せ、捜査情報を聞き出そうとする…。