大ヒット映画「私の頭の中の消しゴム」を彷彿とさせる、若くしてアルツハイマーになった女性と、彼女を愛しぬく男の、胸を締め付けるラブストーリー。この哀切な愛のテーマに挑んだのが、除隊後復帰が待ち望まれていたキム・レウォン。「食客」以来、実に3年ぶりのドラマ出演となる彼が、“視聴率不敗神話”を誇る最高の脚本家キム・スヒョンとタッグを組み、トレードマークの‘100万ドルの笑顔’を涙に変えて、見る者の胸を揺さぶる演技を見せた。 過酷な運命を背負ったヒロインをスエが熱演。その迫真の演技は人々を魅了し、また俳優２作目にしてキム・スヒョン作品に抜擢されたユチョンの弟・ユファンが、姉思いの優しい弟という癒しの演技に新実力派俳優の呼び声も多数上がった。 「明日の君を、もっと好きになる」。劇中何度となく出てくる男のこの想いがぶれることなく、変わりゆく彼女を愛しぬいていく究極の愛のかたちに韓国中が涙し、最終回に近づくほど視聴率がアップした。 【ストーリー】 ２人の再会は運命だった。 ジヒョンには親の決めた婚約者がいたが、幼い頃知り合ったソヨンと再会し、周りの目を避け愛し合うようになる。しかし、ジヒョンの結婚式の日取りが決まり、彼と釣り合う家柄でないソヨンは身を引く。ジヒョンはソヨンに未練を残しながらも、親を裏切ることが出来ず結婚へ向け準備をしていった。 一方、ソヨンは彼との連絡を断つが、度々あった物忘れが生活に支障をきたすようになり、病院で検査を受ける。検査結果は“アルツハイマー型認知症”。ソヨンは、それを認めることができず、誰にも言うことができないでいたが、弟ムングォンと従兄のジェミン知られ、ジヒョンも病名を知ることとなる。 これをきっかけにジヒョンはヒャンギとの婚約を破棄、両親の反対を押し切りソヨンのもとへ行くが、ソヨンは、愛する人に迷惑をかけたくないと頑なに拒否。しかし、車を運転中に道がわからなくなりパニックになったときに唯一思い出したのは、他の誰でもないジヒョンの連絡先だった。ソヨンは、彼に寄りかかる決意をする。 ジヒョンの両親に反対を受けながらも結婚する２人。まるで認知症なんて大した事はないというように幸せな新婚生活を送るが、ソヨンの病状は悪化し続けていった…。