警視庁鑑識課 南原幹司の鑑定
美人料理研究家が殺された!遺体の衣服に微量の土砂科学捜査が暴く愛と憎しみの復讐劇・心に闇を抱え女刑事が挑む
美人料理研究家が殺された!遺体の衣服に微量の土砂科学捜査が暴く愛と憎しみの復讐劇・心に闇を抱え女刑事が挑む
料理研究家の奥村美輪子(舟木幸)が自宅で殺された。警視庁鑑識課の南原幹司(中村雅俊)と新人刑事の小山内春佳(星野真里)が現場に急行した。犯人は犯行後一度外へ出たあと、再び屋内に戻っている。被害者の携帯電話は指紋がふき取られ、手がかりとして残っているのは犯人のものとみられる足跡、家の中の指紋と美輪子の着衣についた土砂だけ。しかし、料理研究家にしては冷蔵庫の中 が乱雑なのが南原には引っかかっていた。 第一発見者の夫・幸宏(飯田基祐)と被害者の夫婦仲もよかったらしく、他人から恨まれたりトラブルの心当たりはないという。幸宏は犯行の晩、京都に主張中で留守。一人娘の梨花(落丸紗矢)もたまたま友人宅に泊まっており、現場にはいなかった。美輪子は新進の料理研究家で、出版社から本も出す予定だった。 編集担当の高野詩織(高橋かおり)も特に変わったことはなかったと振り返る。 手がかりになるような目撃証言もないまま、捜査は続いた。 そんな時、冷蔵庫の中が乱れている理由を考えていた南原に、ある仮説が思い浮かんだ。