釣り刑事2
奥多摩を舞台に、元刑事で、今は釣り好きの陽気なペンションの経営者、鈴木五右衛門が難事件を解決するシリーズの第2弾
奥多摩を舞台に、元刑事で、今は釣り好きの陽気なペンションの経営者、鈴木五右衛門が難事件を解決するシリーズの第2弾
奥多摩で、妻の牧恵(益戸育江)と一緒にペンションを営む、鈴木五右衛門(中村梅雀)は、旧知の大学教授、稲田隆蔵(中本賢)に紹介された女優、瑚堂楓(高橋由美子)の身辺を警護することになった。楓とマネージャーの蜂谷志織(柊瑠美)は最近脅迫状が届くなどの嫌がらせが続いていると怯えていた。 ドラマの撮影現場で、北里由衣(仲川遥香)との迫真の演技を見せる楓を、五右衛門は注意深く見守った。 収録が順調に進み、楓は五右衛門と牧恵を自宅に招く。五右衛門は楓の夫で作家の関笙一郎(津田寛治)を紹介され、自分が四年前に担当した未解決の殺人事件を思い出す。 その事件は二人の少年が高校生の小笠原幸(古川小夏)を殺害したものだ。だが、被害者を遺棄した少年が車の運転を過って死んだため、幸の遺体は発見されていないまま。さらにもう一人の少年が関笙一郎の小説をまねて犯行に及んだと自供。この事件をきっかけに、関はその後作品を書けなくなってしまっていた。罪の意識を引きずる関に、五右衛門は慰めの言葉をかけた。