ヤメ判 新堂謙介 殺しの事件簿
家庭と職を捨てた元エリート判事…莫大な遺産を巡る殺人の謎に挑む!遺言を覆す意外な真実?父娘の絆は取り戻せるか
家庭と職を捨てた元エリート判事…莫大な遺産を巡る殺人の謎に挑む!遺言を覆す意外な真実?父娘の絆は取り戻せるか
新堂謙介(橋爪功)は元判事。仕事一筋だった謙介は、妻が病魔に侵されたことに気付かず、死に目に会えなかった。一人娘の千鶴(岩崎ひろみ)はそんな父親と疎遠になり、謙介は判事を辞めて家庭を捨てた。 それから十年。謙介は今、長崎・五島列島のある島で暮らしている。島の美容師、峰安子(かとうかず子)とは何でも言える間柄だ。 謙介は友人の警備清掃会社専務、丸島喬(林隆三)から千鶴が出産すると連絡を受け、十年ぶりに帰京した。娘に合わせる顔がないと躊躇する謙介だが、丸島の計らいで、千鶴が入院している病院で清掃員として働きながら、千鶴とその夫、直哉(長谷川朝晴)を見守ることになった。 謙介は入院していた水泳のインストラクター、森村奈保子(小野真弓)と親しくなり、奈保子が1ヶ月前に車にひき逃げされ、大ケガを負ったことを知る。その奈保子を刑事の徳田松雄(石倉三郎)が訪ねてきた。奈保子の身辺を調べていた探偵の田代邦夫(山賀教弘)が殺されたというのだ。 実は、奈保子はすでに他界している母親が外食チェーン店会長の愛人だったことから、会長の遺言で2億円を受け取ることになっていた。奈保子には予期せぬことで、会長の遺族は莫大な遺産を奈保子が受け取ることに猛反対していた。しかし、会長の運転手だった田中幸三(高橋長英)だけはかいがいしく奈保子の世話をしていた。 奈保子は法律に詳しい謙介に相談を持ち掛ける。遺産の相続と殺人事件との関わりは何か、推理をめぐらせる謙介。やがて、会長の遺言を覆す驚きの真実が判明する…。