警視庁機動捜査隊216「長い夜」
眠らない街で交差する二つの殺人…エリート女性がなぜ売春を?大都会に潜む心の闇に機捜が迫る!リミットは「時間」。
眠らない街で交差する二つの殺人…エリート女性がなぜ売春を?大都会に潜む心の闇に機捜が迫る!リミットは「時間」。
沢村舞子は警視庁第二機動捜査隊に所属する警部補。機動捜査隊とは都道府県の警察本部刑事部に所属する執行部隊で、受け持ち地区をパトロールしながら傷害、強盗、殺人などの事件が発生した場合、事件の初動捜査に当たる。勤務は交代制だが当番の際は24時間勤務となり過酷だ。そんな過酷な任務に就いている舞子は巡査部長の金子と富田、巡査長の佐藤と班を組んで日々任務に当たっている。 ある日、いつものように朝9時からの24時間勤務に就いた舞子は金子とペアを組み、受け持ち管内へとパトロールに出る。昼間、二人組のバイクによる引ったくり犯を現行犯逮捕した舞子たち。夜は何事も起きなければいいと願う舞子たちだったが、その思いとは裏腹に、警視庁から事件を知らせる連絡が入り、舞子たちは110番通報があった繁華街のラブホテルへ。現場急行した舞子たちはラブホテルの一室で女性の絞殺死体を目にする。第一発見者はホテルのパート従業員・信代で、信代は被害者の女が週に何回かホテルを利用しており、売春行為をしていたのではと証言する。 早速現場付近の捜索に当たった舞子と金子は付近のゴミ箱から防犯カメラに被害者と一緒に写っていた男が被っていたとおぼしき帽子を発見。一方の富田と佐藤は現場付近をうろつく不審な男・遠藤真一を取り押さえる。被害者の女は竹内貴美子といい、夫がデザイン事務所を経営し、自身も証券会社に勤務するエリート社員だったと判明。不審者として取り押さえられた遠藤は地方の教育委員だった。舞子は新聞記者の土居(西村雅彦)から貴美子には以前から売春の噂があり、その上勤めていた証券会社のインサイダー取引疑惑に関する情報も握っていたらしいとの情報を得るが、事件の捜査は舞子たちから捜査一課に委ねられ、舞子たちは再び管内のパトロールに……。そんな舞子たちにまたしても事件を知らせる連絡が入る。