あ・うん
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昭和初期の東京を舞台に、「あ、うん」呼吸で神社に佇む狛犬のように固い友情で結ばれた2人の男、そしてその狭間で揺れる妻のときめきと哀切を描くドラマ
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昭和初期の東京を舞台に、「あ、うん」呼吸で神社に佇む狛犬のように固い友情で結ばれた2人の男、そしてその狭間で揺れる妻のときめきと哀切を描くドラマ
昭和10年。春の晴れた日、製薬会社に勤める千吉は、四国の出張所所長から本社の課長に昇進、妻のたみ、娘のさと子と共に久しぶりに東京に戻ってきた。新居となる目黒の自宅は、千吉の親友で鋳物工場経営者・門倉が用意したものだった。 千吉と門倉は徴兵時に知り合い20年来の親友同志、たみを含めて固い絆で結ばれていた。栄転祝いの最中、たみの妊娠が分かり、子どもがいない門倉は生まれてくる子が女なら養子に欲しいと懇願、たみを困惑させる。 が、後日たみは流産し、千吉と門倉は深い悲しみにくれる。どんな事も素直な気持ちでたみに報告する門倉、実は門倉は心密かにたみに思いを寄せていたのだ。そんな門倉の気持ちをしるたみも、淡いときめきを胸に秘めていた。