無敵のおばさん小早川千冬・正義の事件簿
市役所で殺人事件!!その裏には汚れた政治家の巧妙な罠が…巨大な庶民の敵を倒すため“世直し主婦”が立ち上がる!!
市役所で殺人事件!!その裏には汚れた政治家の巧妙な罠が…巨大な庶民の敵を倒すため“世直し主婦”が立ち上がる!!
正義感が強かった夫の意思を継ぎ、おせっかいで人情派の主婦・小早川千冬は、地域でのボランティアにも熱心な「無敵」のおばさん。 ある日、ボランティアに通う市民病院で、気になっていた坂口老人が救急で運び込まれたところに遭遇した。睡眠薬の多量摂取で自殺しようとしたのだ。坂口は発見が遅く、間もなく息を引き取った。千冬は、坂口の息子・智也が「親父は殺された、役所の連中に殺されたんだ!!」と言ったことが気がかりで、遺骨を抱えて戻った智也を訪ねた。年寄りと貧乏人は早く死ね!と言わんばかりの役所の対応…リストラされた息子と一緒に暮し始めたために生活保護を受けられなくなり、切羽詰まった暮しをしていた父親の自殺…そのことに気づかなかった自分を責め悔やむ智也。次第に怒りが込み上げてきた千冬は、役所の社会福祉課に抗議に向かい、対応に出たケースワーカー・月島に、坂口老人に対しての対応がもっとしっかりしていれば死なずに済んだはずと詰め寄る。 だが翌日、その月島が市役所の屋上から落ちて亡くなったという知らせを聞いた千冬。自殺が事故か!目撃証言が警察に届く。事件当日、智也とよく似た男が市役所の近くで目撃されていたということで、取り調べを受けることになった智也。しかし彼には曖昧なアリバイしかなかった。