法廷サスペンス4「二重裁判」
強盗殺人事件で兄が獄中自殺、婚約は破棄…人生を奪われた妹が起した復讐の裁判トリック
強盗殺人事件で兄が獄中自殺、婚約は破棄…人生を奪われた妹が起した復讐の裁判トリック
ブティック店員の古沢秀美は、結婚直前、婚約者である商社マン・広瀬輝夫が見守る中、秀美が勤めるブティックで、ウエディングドレスの衣装合わせを行っていた。そこに突然、記者の一段がなだれ込み、東都タイムス記者の和田孝太から、兄・克彦のタイホに点いてのコメントを求められる。 克彦の容疑は殺人だった。克彦は亡くなった両親の代わりに中学を卒業後、秀美のために働いてきた妹思いの兄。その兄が殺人を犯したなど、秀美には信じられなかった。しかし、克彦を有罪を有罪視する報道は加熱する一方で、広瀬の親族は弁護士の山岡一雄を通じ、秀美に婚約の解消を迫ってきた。苦渋の選択であったが、秀美はそれを受け入れるが…。