森村誠一サスペンス7「時」
全ては10年前謎の滑落死から始まった…東京~静岡~長野迷走する大捜査網!!白馬、乗鞍岳に眠る衝撃の真実が時を超え今、暴かれる!
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激しく雨が降る夜、猛スピードで走る車に女がひき逃げされた。女の名は、江島真由美。刑事・川合祐介の元妻で看護師をしている白井美恵が勤める病院に運ばれた江島は、美恵の手を握り「ぼうし」と言いながら死んでいった。美恵からそのことを聞いた祐介は、最期に残す言葉とは思えず疑惑を深めていた。 一方、祐介の後輩刑事・平田克昭は、大学卒業半年前に突然大学を辞めて連絡が取れなくなった同級生・竹村優子と偶然出会う。 翌日、警部の小暮涼子からひき逃げ犯が確保されたとの知らせが入る。しかし、容疑者は、江島は自ら車に飛び込んできた自殺だと言いはるのだった。