警視庁三係・吉敷竹史シリーズ3「北の夕鶴~2/3の殺人」
密室の不可能殺人!半死の吉敷が霧の夜の壮大なトリックを解き明かす!
密室の不可能殺人!半死の吉敷が霧の夜の壮大なトリックを解き明かす!
ある夜、警視庁捜査一課の刑事である吉敷に別れた妻・通子から電話がかかってくる。通子は五年前、突然吉敷のもとを去り、北海道で一人暮らしをしているのだが、電話口で通子は吉敷に「今、東京におり、これから北海道に戻るところなのだが、自分は取り返しのつかないことをしてしまった」と告げると一方的に電話を切ってしまう。 通子のただならぬ様子に、吉敷はあわてて東京駅へと向かうのだが、吉敷が駅に着いたのと入れ違いに、通子の乗った電車が発車してしまい、吉敷は通子に会うことができない。