黙秘
孤独なエリート判事が法廷で遭遇した驚愕の事実! 今明かされる被告人との30年前の過去…
孤独なエリート判事が法廷で遭遇した驚愕の事実! 今明かされる被告人との30年前の過去…
横浜地裁の検事・矢沢俊一(渡部篤郎)は将来を約束されたエリートだ。法廷書記官・美里(藤谷美紀)との関係を続けながら、東京高裁判事の娘・響子(林美穂)との見合い話が持ち上がっている。初めて会った日に響子とそぞろ歩く俊一の姿を何者かのカメラが写真に収めていた。 横浜を遠く離れた越後湯沢では中年の女・松島広恵(佐久間良子)が土砂降りの雨の中、ブルーシートに包まれた死体を引きずっていた。広恵は死体を川へと投げ込む。数日後、地元の刑事・山岡(モト冬樹)は死体のポケットにあったマッチから広恵の働く旅館を突き止め、死んだ男が広恵と暮らしていた中嶋和彦(堀内正美)であることを知った。警察署で事情聴取を受けた広恵は何も語ろうとせず、どんな腹の据わった凶悪犯にも難しいとされる完全黙秘を続けた。