占い師みすず 事件は運命の彼方に3
幼児白骨死体と刑事刺殺!東京~沼津を結ぶ死の接点・・・哀れ母親が16年抱えた罪と罰・・・タロットが示す親子愛の運命とは?!
幼児白骨死体と刑事刺殺!東京~沼津を結ぶ死の接点・・・哀れ母親が16年抱えた罪と罰・・・タロットが示す親子愛の運命とは?!
丸山みすずは今、銀座で人気の占い師。素性を隠し、マダム・ベルと名乗るみすずの前にはいつも行列ができていた。といっても、このことを知っているのは刑事の夫・章太郎だけで、占いが嫌いで口うるさい姑の千景や子どもたちには内緒だ。 ある夜、マダム・ベルの前にみすずの娘・緩奈が座った。自分の母親とも気付かず、クラスメートの拓海のことで相談があるという緩奈。不審に思うみすずだが、その直後、拓海の母・雪乃が何者かに押され階段から転げ落ちた。自分の不注意で足を滑らせたと言い張る雪乃の態度は、みすずや章太郎に誰かをかばっているという印象を与えた。 そんな時、章太郎のところに昔一緒に仕事をしたことのある三枝刑事が突然訪ねて来た。沼津の工事現場で発見された幼児の白骨死体遺棄の捜査で東京まで来たという。