女教師探偵 西園寺リカの殺人ノート
小学校教師のリカが平和な港町で起きた殺人事件の捜査に乗り出す!化学現象が起こす難解トリックの謎とは…
小学校教師のリカが平和な港町で起きた殺人事件の捜査に乗り出す!化学現象が起こす難解トリックの謎とは…
西園寺リカ(菊川怜)は、小さな漁港の町・君乃浦で小学校の先生をしている。そんなリカは科学の実験で有名だ。金盥など大きな道具を持ち出して町の人をびっくりさせる。しかもすぐ子供たちの言い草にカッとなる。表面張力の実験をしていたはずが、いつの間にかプールの水上を歩くという大掛かりな実験を見せることに…。 校長の津田(西村雅彦)はリカが派手な実験をする度に苦虫を潰す。そんなリカは、元警察官の父親・幸彦(北村総一朗)と二人暮らし。幸彦は娘の実験好きにはやや閉口気味だが、近所で土産物屋を営む藤原(蛭子能収)は常に味方になってくれる。藤原は君乃浦の名産品であるマイワシを加工販売しており、自費でスクールバスを運行しているお人よしだ。 そんな静かな町・君乃浦で事件が起こった。リカの生徒・しおり(鈴木理子)の母で漁港で働いていた礼子(舟木幸)が崩れてきた廃材の下敷きになり亡くなったのだ。警察は事件性はないというが、子供たちの間では礼子が殺されたという噂が広まる。数日後、礼子の告別式が民生委員・宇田川美和(かとうかず子)の仕切りで行われた。しかし弔問客たちから漏れるのは礼子と美和が漁師の西島(乃木涼介)を巡って三角関係にあったという噂ばかり。しおりの担任として美和にあいさつをしたリカは、美和を極度に嫌悪するしおりの態度に違和感を覚える。それどころかしおりはすべての元凶が美和にあると言い切る。 しおりの言動を不思議に思ったリカだが、父・幸彦を訪ねて実家に来た村上(大友康平)と堂本(金子昇)があまりにも事件に対する執着を見せないのにカッとなり、事件の真相を探り始める。