女刑事・薫は講演先の山形県米沢市で好青年・幸町豊と知り合い白骨死体を発見してしまう。またその夜、幸町とペンションで働く幸町の恋人・亜希子達の「しゃぶしゃぶ」パーティに参加した薫はそこに滞在していた健太郎と再会する。翌日、薫や健太郎は幸町を付け回していた探偵・沢井の水死体を発見。首にスタンガンを使用された痕が残っており、事件前日購入していた幸町に容疑がかかる。その頃、健太郎は妻・敦子の捜索のため沢井に巨額の金を振り込んでいた教授・源五郎丸栄が事件と関連していると睨み捜査を始める。また、行方のわからない敦子は栄の暴力に悩んでおり、以前ＤＶの相談所に連絡していたことも明らかになる。そんな時、亜希子に用があると親が決めた幸町の婚約者・怜子と栄がペンションにやってくるが、翌朝湖で水死体となり発見される。事件夜、亜希子は健太郎や薫の付き添いで蔵王温泉に泊まっていた。そこで、薫は亜希子の背中に残るひどい火傷痕を見てしまう。敦子が栄にされた被害状況と似ていることから同一人物ではないかと考え始める。が、亜希子は「川島亜希子」の姓で幸町と入籍。また動機のわからないペンションで働く・和恵が自首するなど健太郎と薫の捜査は難航を極める。