内弟子の英子と２人暮らしの踊りの師匠・菊原寿恵は、久々に訪ねてきた亡き息子の嫁・悠子と共に買物に出かけ、その帰途、ヤクザ風の男達に絡まれている波川晶美という女性を助ける。事情を聞こうと誘ったなじみの小料理屋には、女将を初め、弁護士の早瀬や新聞記者の国影ら、昔、寿恵に世話になった常連らが来ていたが早瀬は晶美が昼間、借金を肩代わりした暴力団から保育園が立ち退きを要求されたと相談に来た保母だとしり驚く。彼の調べで、彼女が働く「のぞみ園」に立ち退きを迫っている藤田国際商事の前身はヤクザでバックには大物フィクサー・四宮源之助が控えていることが判明。弱いものイジメを黙って見過ごせない彼らは早速、寿恵の号令一下、一致団結。医者、弁護士、新聞記者、酒屋、キャバクラ経営者らがみんな本業そっちのけで四宮を懲らしめる作戦をたてる。寿恵のシナリオは米国在住の大金持ちで友人のスージー徳原になりすまし四宮に近づくことから始まった。