教授検事 東京地検特捜部
この番組は終了しました
元大学教授の検事が、不動産会社から消えた、隠し資産の行方を追う
この番組は終了しました
元大学教授の検事が、不動産会社から消えた、隠し資産の行方を追う
香車勇人(かしゃ・はやと=加藤剛)は東京地検特捜部の新米検事である。50歳にして新米なのにはむろん訳がある。大学の後輩で特捜部長の橋上清吾(田中健)にスカウトされたのだ。検察庁が改革の一環として、検察庁法に記されている検事の資格、「法律学の教授を3年以上務めたもの」という規定を初めて適用したのである。素人検事に何ができる・・・周囲が向けてくる疑問のまなざしをよそに、香車は、普通、検事が滅多に訪れることのない直告受理室に足を運び、年間1000件を越えるという膨大な告発状に眼を通していく。香車はその一つに注目した。告発状は、東京の新橋地所という会社が悪どいやり口で土地を転売し、数千万円の所得隠しをしているという内容だった。