横山秀夫サスペンス 陰の季節6「刑事」
警察の警務課を舞台に、部長の無理難題を対処すべく組織と感情の間で揺れる人間模様を描く。
警察の警務課を舞台に、部長の無理難題を対処すべく組織と感情の間で揺れる人間模様を描く。
スナックのママ殺害事件が発生。その一週間後、県警警務部の調査官・二渡(上川隆也)は、元刑事部長・尾坂部(伊東四朗)からOB会幹事の代役を頼まれる。同期の刑事・猪熊(甲本雅裕)の退職をめぐって対立した前島と二渡の仲を案じての依頼だった。そんな中、警務部長・大黒(高田純次)が公務中に轢き逃げされて亡くなった警察官の署葬と、警察庁次長の息子の結婚披露宴を掛け持ちすると言い出した。大黒が両方とも出席できるよう取り計らうことを命じられた二渡は調整に奔走する。一方、スナックのママ殺人事件で使用された凶器が、警察官轢き逃げ事件の時使われた車中から発見された。二渡はOB会で葉山元刑事から犯人は猪熊であるという情報を知らされるのだが…。