金融腐蝕列島「再生」
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不良債権処理、金融再建・・・。銀行の再生に賭けるミドルたちの熱い想い
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番組のみどころ ■ジョージ・ルーカスも使った!最新鋭ハイビジョンカメラ 「金融腐食列島 再生」はソニーHDW-F900というカメラで撮影されました。このカメラはジョージ・ルーカスが「Star Wars Episode2」の撮影に採用したHDCAM1080/24Pシステム(通称CineAlta)のカメラです。24Pはフレームレート・走査方式、つまりフィルムと同様に一秒間に24コマの絵で作られる「24コマで動くHD」システムです。1080・24Pで撮影をすることにより、映画などの大画面スクリーンにおいても従来からの35mmフィルムと遜色のない高いQUALITYを表せる映像を収録できます。 HDW-F900は24Pだけではなく、1080/30P、1080/50i、1080/60iでの記録が可能で「金融腐食列島 再生」は、1080/30P(1秒間に30フレーム、テレビと同じコマ数)で撮影を行いました。このカメラで収録してしまえば、上記各方式への変換が簡単にできることも大きなメリットです。30Pは、24Pにくらべてコマ数が多いので、その分動きがスムーズでややテレビの動きに近くなります。試写会でもテレビドラマでありながら、劇場並み大スクリーンでの上映をいたしました。テレビドラマと映画の境界線がなくなりつつある、まさにメディアミックスの最先端を行く作品でもあるわけです! ■原作は人気シリーズ「金融腐蝕列島」 ビデオや書籍で、大ヒット作品となった「呪縛」に続く、高杉良の経済小説の映像化。銀行の腐敗を鋭く切り取った「金融腐蝕列島シリーズ」の映像化。大手都市銀行は不良債権をどう処理し、どう再生を図ろうとしているのか?毎日のように新聞紙面やテレビニュースに登場する現代日本の抱える問題そのものを扱ったドラマです。 ■迫力の男性キャスト 登場人物はほとんどが男性。個性あふれる豪華キャストが揃いました。 真の再生を目指そうとする主人公の中堅銀行マン竹中に村上弘明、再生を目指す頭取に細川俊之、対する銀行のドン・会長役に渡辺文雄。竹中の同期の銀行マンに益岡徹、癒着の構図に目をつむろうとする会長寄りの専務に伊武雅刀…。 真の再生か、もみ消しか・・・。男達の厳しい闘いが繰り広げられる。 あらすじ 協立銀行プロジェクト推進部副部長、竹中治夫(村上弘明)45歳。竹中は、ウミを出し切って地銀連合として再生を目指そうとする斎藤頭取(細川俊之)からの特命を受ける。その特命とは、鈴木会長(渡辺文雄)が過去に特別枠で融資をしていたノンバンク「産立ファイナンス」の、500億に及ぶ不良債権の処理だった。 一方、実権を握る鈴木会長は大手都銀との合併を画策していた。この合併で鈴木会長は自らの不正融資をももみ消そうと目論んでいた。竹中らによる産立ファイナンス」の内部調査で浮かび上がる鈴木会長と「闇社会」との癒着の構図…。 そんな竹中の動きに「待った」をかけたのが、竹中と同期で、企画部の杉本勝彦(益岡徹)。杉本はエリートコースを突き進んで来た銀行マン。杉本は、竹中の動きを牽制するようにと鈴木会長派の佐藤常務(伊武雅刀)に命じられていた。 杉本の制止を無視して産立ファイナンスの調査を続ける竹中に対して、容赦なく「闇」からの反撃が開始される。街宣車、竹中宅への銃撃、産立ファイナンス社長・松村の殺害と事態はエスカレート。追い詰められた斎藤頭取はやむなく総会屋の斡旋でヤクザとの手打ちを決意する。「鈴木会長を倒さなければ協立銀行に未来はない」と悟った竹中は自ら、癒着の温床になった協立銀行・船橋支店への異動を申し出た。 一方杉本は、次の役員会で鈴木会長派が斎藤頭取を解任しようとしているという情報を掴む。竹中の捨て身の行動と、松村の死に心動かされた杉本は、「役員会で逆に鈴木会長を追放しよう」と竹中に申し出る。 多数派工作に奔走する竹中と杉本。役員会は、一度は斎藤頭取派に軍配が上がったかに見えたが、鈴木会長の「斎藤はヤクザと会っていた」という爆弾発言で紛糾。逆に斉藤頭取の解任が決議される。 しかし、竹中には公には出来ない最後の切り札があった。鈴木会長の不正融資の証拠が記されたマイクロフィルムを、殺された松村が竹中に郵送していたのであった…。