刑事野呂盆六1「完全犯罪の女」
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美人助教授の仕組んだ完全犯罪に、風采の上がらない中年刑事が挑む。
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大学教授の国場が、バイオを駆使した画期的な研究を発表する直前に殺された。第一発見者、国場の息子・威一郎は、同大学で助教授をしており、彼の妻・貴津も又、助教授だ。国場の死因は頭蓋骨殴打による打撲とみられ、現場には貴津のゴルフクラブが残されていた。数日前、国場は貴津が、強い殺傷力を持つウイルスを作りだしたのを指摘。科学者にあるまじき行為として辞表を出すよう命じていた。教授の椅子を狙う貴津は、開発したウイルスを使って国場を殺害し、自らは完璧なアリバイを作り、威一郎に嫌疑の目を向けさせる。この事件を担当したのが、風采の上がらない野呂盆六刑事だった。盆六の捜査方法は、カメラやテープレコーダーで現場の写真や参考人らの証言を記録し、収集した資料から推理を働かせる風変りなスタイルだ。盆六は、義父が殺されたのに、妙に落ち着いている貴津に興味を覚え、彼女の周囲をうろつき始めた。