厚生労働省の調査によると、今や我が国の成人の6人に1人は糖尿病か、もしくはその予備軍!そんな糖尿病を、毎日簡単にチェック出来る最新装置が注目を集めています!その装置のある場所とは・・・?アララ・・・?トイレ?便座の中のアームと、脇に置かれた装置。これがトイレで、毎日糖尿病チェックが出来る尿糖検査装置。糖尿病は血液中のブドウ糖、血糖が増える病気。でもそれだけでなく・・・実は、尿からもブドウ糖が排泄され始めるのです。尿は元々、腎臓の糸球体で、血液を濾過して作られます。健康な場合、ブドウ糖は、ほとんど尿として排泄されることはありません。しかし、糖尿病で血液中のブドウ糖が増加すると、腎臓は、ブドウ糖は処理しきれなくなります。そのため、ブドウ糖は、尿と一緒に排泄されてしまうのです。この尿の中のブドウ糖、尿糖値を、糖尿病診断の目安にしようというのです。では、その測定方法とは?まず、男性か女性かを選んでボタンを押します。これによって尿を検知する、アームの位置が調整されるのです。あとは普段通り。約一分で、自動的に数値を表示します。例えば、生活習慣の見直しが必要となる糖尿病予備軍の数値は260!これを毎日チェック!なぜ毎日チェックが必要なのか?実は糖尿病には自覚症状がほとんどないため、治療を受けずにいる人が、何と85%もいるのです。医者と患者が連携して、糖尿病の早期発見のため、在宅で毎日健康管理をするのは当たり前。そんな時代が近い将来やってくるのかもしれません・・・。
キーワード『血液型』胃潰瘍の原因、ヘリコバクター・ピロリ。胃の粘膜を傷つけるため、胃がんの発生とも深く関係しています。また感染力も非常に強く、世界の人口の半数以上が既に感染していると考えられています。この、強力な感染力と、人の血液型に深い関係があることが、日本・アメリカ・スウェーデンの三ヶ国合同研究チームにより明らかとなりつつあります。日本など数カ国で、ピロリ菌を調べたところ、なんと異なる性格を持つ2種類を発見!!1つはA・B・O・AB型と、全ての血液型の人に感染するピロリ菌。そしてもう1つは、O型の人のみに感染するピロリ菌です。胃に住み着く際、ピロリ菌には、胃の粘膜にたんぱく質の触手を伸ばして、くっつく特徴があります。胃粘膜はブドウ糖・ガラクトースなど、様々な糖が繋がった糖鎖によって覆われています。ピロリ菌は、この糖鎖とくっついて胃に住み着くのです。実はこの糖鎖、血液型によって異なる配列である事が分かっていました。全ての血液型に感染するピロリ菌は、全ての糖鎖とくっつくタイプの触手を持っています。一方O型のみに感染するピロリ菌は、O型の糖鎖としかくっつけません。そのかわり、全ての血液型に付く菌と比べて、より強い感染力と繁殖力のある事が分かりました。今回の発見から、O型のみに感染するピロリ菌は、より強く感染し、より強力に繁殖するため、自ら変異したのでは?研究チームはそう考えています。
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