崩れゆく世界遺産 軍艦島を守れ
~閉山50年 よみがえる生きた証~
人形と鉄筋コンクリートと炭鉱作業員が交差する異色ドキュメンタリー。
人形と鉄筋コンクリートと炭鉱作業員が交差する異色ドキュメンタリー。
閉山を機に忽然と住民が去って50年、世界遺産・軍艦島が悲鳴を上げていた。 かつて、炭鉱で栄え、日本のどこよりも早く三種の神器が普及、人口密度世界一を誇り、不夜城と呼ばれた“最先端”の島。 日本最古の鉄筋コンクリート高層アパートが建てられたのもこの島だった。 ところが、その建物が今、崩壊寸前だった。 約100年前に建てられた崩壊寸前の建物を救おうと、現代の研究者らが今、最先端技術で軍艦島の保全プロジェクトに挑む! 「故郷」を守るため、突きつけられた課題とは? 廃墟と化した島に、一体の人形が取り残されていた。 当時、多くの少女のあこがれが詰まった“あの人形”は、なぜ置いて行かれたのか? 持ち主を探す中あぶり出されたのは、「故郷とは何かー」という問いだった。 2度と戻らないと決意し島を出た炭鉱作業員が、60年の時を経ていま再び島へー。 故郷を求め向かった場所とは? 世界遺産・軍艦島― 崩壊寸前の「故郷」の知られざる物語です。