
- 2017年2月19日放送 #286 「順風満帆!クリッパー帆船で煌めくアンダマン海へ」
- 今回は本格帆船、スタークリッパーで巡るアンダマン海クルーズをご紹介します。1989年、スウェーデン人の企業家でクラシックボート愛好家であるマイケル・クラフト氏は船会社「スタークリッパーズ」を創立。社の名前を冠した、「スタークリッパー」は1992年に就航しました。これは1910年以降、初めて造られたクリッパー型帆船。帆船が活躍した、大航海時代を髣髴させる優美な姿はクルーズファンの憧れです。白い帆が次々と張られる、ドラマティックな出航シーンをはじめ、第一マストのクローズネスト(見晴台)まではしごを登るマスト・クライミング、満帆の帆船を撮影するフォトテンダーなど、他の船とは違う、帆船ならではのユニークなお楽しみが待っています。スタークリッパーは2016年12月、およそ7年ぶりにアンダマン海へと戻ってきました。旅のはじまりはタイ南部、世界でも有数のリゾートとして知られるプーケット。観光客で賑わうパトンビーチを出航した船はアンダマン海を北上。ミャンマーとの国境に位置するスリン島をはじめ、シミラン島、ロックノック島を訪れます。全ての島は国立海洋公園を形成する群島のひとつであり、手つかずの美しい大自然が残された、知る人ぞ知る穴場リゾート。ゲストはビーチアクティビティを楽しみます。クルーズ5日目にはマレーシア北西部に浮かぶランカウイ島へ寄港。生憎の雨にも負けず、ゲストは絶景スポットを訪れ、豊かな自然と、島の歴史にも触れるツアーを満喫します。また、総トン数2298トンという、スモールシップでリピータがー多いこともスタークリッパーの特徴のひとつ。今回も同じひとつの船の中で過ごすゲスト同士の親密さは、クルーズが進むごとに深まっていきます。翌朝にはアンダマン海を北上し、再びタイへ。5つの山が連なるクラダン島や、ラグーンが美しいホン島、そして「パンガー湾」へも足を伸ばします。スピードボートで大小約160の島々が散らばる島々の景観を楽しみタイには珍しいイスラームの人々が暮らす小さな島の小学校も訪問します。伝統とロマンを感じる帆船で過ごす時間、そして美しいビーチでやさしい海風に包まれる極上のひと時。どうぞお楽しみください。