- 2016年11月27日放送 #283 「日本船で巡る瀬戸内海クルーズ ~豊かな自然と現代アートの島々へ~」
- 今回は日本屈指のアートイベント「瀬戸内国際芸術祭」を、にっぽん丸で愉しむスペシャルなクルーズをピックアップします。「瀬戸内国際芸術祭」は、日本最大の内海を舞台に、3年に一度行われるアートの祭典。「あるものを活かし新しい価値を生み出す」という方針のもと、現代アート作家や建築家と島に暮らす人々との協働により、そこでしか見ることのできない数々の作品が生まれています。また、日本だけでなく主にヨーロッパの人々からも注目されており、はるばる海を越えて瀬戸内の島々にやってくる外国人観光客も多いのが特徴です。今回のにっぽん丸クルーズでは特別企画も満載。神戸を出港した船では、瀬戸内国際芸術祭の総合ディレクターである北川フラム氏の特別公演が行われ、芸術祭鑑賞への期待も高まります。午後、宇野港へ到着した船のゲストはフェリーで直島へと向かい、建物の大半が地下に埋設される「地中美術館」を貸切で鑑賞。更に安藤忠雄の設計によって建てられた「ベネッセハウスミュージアム」へも足を伸ばします。夜の船内では、香川県無形民俗文化財の「直島女文楽」を鑑賞。この日に寄港してアートを楽しんだ直島の伝統芸能に船内でも触れることができます。クルーズ2日目は豊島、犬島、男木島、女木島、直島、小豆島へのツアーが準備され、ゲストは高松沖に停泊したにっぽん丸からフェリーに乗り換え、思い思いに島を散策。島々に点在する現代アートの作品と島の自然とのコラボレーションを通して瀬戸内の島々の生活や文化、歴史に直に触れることができます。クルーズ最終日の夜は、瀬戸内海の食材と芸術祭をモチーフにした特別ディナーに舌鼓を打ちます。翌朝はクルーズ日和に恵まれ、海と島々が織り成す瀬戸内海、しまなみ街道の景観美を鑑賞しながら、広島までのクルーズを満喫します。本州と四国、そして九州に囲まれた東西約450kmに及ぶ瀬戸内海を舞台にした壮大な現代アートの祭典と瀬戸内クルーズのコラボレーションを、2時間スペシャルでたっぷりとお届けします。