- 2016年10月23日放送 #282 「メコン川で出会う“インドシナの微笑み”アンコール遺跡群を目指して」
- 悠久の大河メコン。インドシナ半島を貫くこの川の下流域に広がる巨大な三角州「メコンデルタ」の街、ミトーからメコン川を遡上し、ベトナムとカンボジアの2カ国を巡る旅。リバークルーズ船、「メコンパンダウ」はチーク材をふんだんに使った、高級感と温かみのあるインテリアが特徴のノスタルジックな船。また、東南アジア各国から集まったというクルーの高いホスピタリティにも定評があります。船が寄港したメコンデルタの主要都市サデックは、マルグリット・デュラスの小説「愛人 ラマン」の舞台として知られる町。今も残る、主人公(デュラス)の愛人だった華僑男性の家を訪れます。河岸に流れる熱帯の景色と人々の暮らしを眺めながら国境を越えカンボジアへ。僅か数年の間に目まぐるしい発展を遂げた首都プノンペン。黄金に輝く王宮と、ポルポト派による大虐殺の場となったキリングフィールドにカンボジアの光と影を見ることができます。プノンペンから少し外れたメコン川やトンレサップ川流域には、今も変わらず素朴な暮らしを営む人々がいます。ゲストはそんな小さな村を訪問し、織物やシルクで生計を立てる村人たちとの交流を楽しみます。メコン川クルーズでは立ち寄ることが少ないというカンボジア中部のクラチエ。このエリアでは、イラワジイルカに遭遇することができました。メコン川でも数カ所でしか生息が確認されておらず、その生息数もわずか70頭前後と言われる貴重な生き物です。その後、港町コンポンチャムで下船したゲストはバスでアンコール遺跡観光の拠点となる街、シェムリアップへ。ここからゲストは各々自由なプランで遺跡群を巡ります。世界最大級の遺跡アンコールワット、観世音菩薩の四面像が印象的なバイヨンで知られるアンコールトムを気球に乗って、またゴンドラに乗って楽しみます。さらに、2016年に誕生したばかりの最新アトラクション、「軽飛行機の遊覧飛行」でアンコール遺跡群を上空から見学し、様々な視点からの遺跡を存分に堪能します。