- 2016年6月29日放送 #269 「高橋克典が巡るドナウ川歴史探訪クルーズ ドナウ川に愛されたハプスグルク家 宴のあと」
- ブダペストから乗船し、プラチスラバ、ウィーンと巡ってきたドナウ川クルーズ。
4回目はヴァイセンキルヒェンから下船地フィルスホーフェンまでをお送りします。
寄港地から訪れるマリー・アントワネット縁のメルク修道院や、アルプスの山々を臨むザルツブルクなど見どころが満載です。また船ならではの景観を楽しめるヴァッハウ渓谷のクルージングも見逃せません。
ウィーンを出た“AMASONATA(アマソナタ)”は、ドナウ川随一の景勝地と言われるヴァッハウ渓谷をクルージング。ヨハン・シュトラウスの“美しく青きドナウ”そのものといった風情が両岸に流れていきます。寄港地のヴァイセンキルヒェンは、リースリングワイン発祥の地といわれ、およそ2000年前、古代ローマ時代からのワインセラーを使っているワイナリーを訪ねます。
続くメルクでは、女帝マリア・テレジアの娘マリー・アントワネットが、ルイ16世に嫁ぐ道中に泊まったメルク修道院を訪れます。そこにある図書室には10万冊を超える図書が収集されており、まさに知の殿堂、圧巻の光景です。
ザルツブルクは天才モーツァルト生誕の地。ここは映画“サウンド・オブ・ミュージック”の舞台でも知られ、映画のロケそのままの美しい風景が残されています。ザルツとは塩のことで、旧市街にある“岩塩”のお店には様々な塩が並びます。
クルーズもいよいよ終盤。パッサウには、エリザベート皇妃がドイツからウィーンへ嫁ぐ際に泊まった部屋が残されていました。また大聖堂には、カトリック界で世界最大といわれるパイプオルガンが存在。その荘厳な音色を体感し大いに感動します。
パリに本拠地を置く美食の国際団体「ラ・シェーヌ・デ・ロティスール」に承認されているアマソナタ。美食の船にふさわしい自慢のコース料理を紹介します。
最後の夜は、ドイツ・バイエルン地方の民族音楽やダンスを楽しみながら本場のビールで乾杯。ドナウ河畔の宴は旅の思い出を語らいながらお開きとなりました。