- 2016年1月13日放送 #245 「美しき帆船が誘うタイ・ミャンマー ~知られざる秘境 メルギー諸島へ~」
- 今回はタイのプーケットからミャンマーのメルギー諸島を7日間かけて巡るクルーズを紹介します。メルギー諸島はミャンマー南部、マレー半島西岸の沖合のアンダマン海に浮かぶ諸島。南北約530キロメートルにわたって、大小約800もの島々から構成されています。ミャンマーの民主化が進むなかで1990年代末より外国人の観光が解禁されましたがまだまだ訪ねる人が少ない、秘密のビーチリゾートです。旅の友はチャーターヨット式の美しい木造帆船「ラミマ」。バルセロナのヨットデザイナーが設計し、インドネシア・南スラウェシの伝統的な帆船制作の村で3年間かけて造船されました。伝統的な帆船、ピニシの優雅さを維持しながらも強度や安定性を向上させるために独自の改良が組み込まれています。出発地プーケットはアンダマン海に浮かぶタイ最大の島。今回は、古い町並みが残るオールドタウンや、大きなトラと触れ合えるタイガーキングダム、静かな砂浜と美しい夕陽のスリンビーチなど、一味違ったプーケットの街を紹介します。クルーズ1日目、プーケットのビーチを出港したラミマは、およそ14時間アンダマン海を航行しタイとミャンマーの国境の町、コートンへ。街でイミグレーションを済ませ、いよいよメルギー諸島へと漕ぎ出します。旅の前半は、「赤いサル」という名を持つ無人島や、背の高いマングローブの森が広がるランピ島、かつてはアンダマン海で水上生活を送っていた海洋民族モーケン族の村も訪問します。