
- 2015年8月26日放送 #226 「メコン川クルーズ~水と緑の桃源郷・ラオスを往く~」
- 近年、目覚ましい発展を続けるASEAN諸国の中で「もっとも東南アジアの原風景が残された国」として世界から注目を集めるラオス。今回はラオスを流れるメコン川中流域を旅するショートクルーズをご紹介します。旅の出発地はラオス北部の古都であり、世界遺産にも登録されたルアンパバーン。数々の王国が勃興した歴史あるこの街には、荘厳な仏教建築と、かつての宗主国フランスが築いたコロニアル建築が調和する美しい街並が広がります。毎朝行われる僧侶による托鉢は、ラオスが敬虔な仏教徒の国であることを感じさせます。山深いこの国では、船は最も重要な交通機関であり、最高の旅行のスタイル。今回はラオスとタイをつなぐ船、「パクウー」に乗り込み、パクウー洞窟やカム族の村など、メコン川沿いのスポットを見学します。ゲストは、メコン河畔のクルーズゲスト専用のロッジに宿泊。深い緑の中で一夜を過ごします。また、ゾウの保護と観光を両立させたエレファントキャンプや、少数民族の村に宿泊するエコロッジも訪問。自然に負担を掛けるようなリゾート開発をせず、そこにある自然と文化を旅行者に提供するラオスの「エコ・ツーリズム」も紹介します。豊かな自然と、そこに暮らす穏やかな人々の生活に触れ、流れる時間までもゆるやかに感じさせてくれる船旅です。