毎週火曜22時オンエア
人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。
バスに乗って世界中を旅したい。やってみたいけどなかなか叶わないその夢を、あなたに代わって旅する番組「地球バス紀行」。放送開始から1年半、訪れた約40か国の中から、ここぞと楽しい、そして美しい、なんとも素敵な出会い満載のバス旅を厳選してお届けする総集編。2時間で、地球をぐるりと一周します。
旅の出発点はアフリカ。タンザニアでは車窓にキリン。途中から乗ってくるお客さんはなんとマサイ族。街を走るバスはよく見ると日本の中古バスだったりします。モロッコでは迷路の良な旧市街に迷い込んでみましょう。
続いてヨーロッパ。イタリアでは途中下車の街でふらりと入ったリストランテでの100歳のおばあちゃんの誕生部会に出席。フランスではパリの街をバスで巡り、ベルギーでは世界で最も美しい広場に降り立ちます。デンマークでは伝統の煙突掃除夫とその息子に出会い、ポルトガルでは大陸最西端のロカ岬をバスで目指します。
次はアジア。フィリピンでは1500キロを走る長距離バスに乗り込み、ネパールではヒンズーの神様たちと旅します。香港では屋根なし路線バスで狭くて活気あふれる香港の街をめぐり、100万ドルの夜景を堪能。
オセアニアにわたり、オーストリアでは長距離を移動する人々の持ち物に枕を発見。ニュージーランドでは大自然の露天風呂!
そして一気に中南米へ。ジャマイカでは陽気でのんきな人々との驚くほどのんびりした乗り合いバスの旅。ペルーではバスの中で仲良くなった観光パイロットにナスカの地上絵を案内してもらいます。ボリビアの空と湖の境のないウユニ塩湖を行くバスの姿はまるで天空バス。チリで乗ったバスの運転手の意外な車内生活、猟師町でであった絶品料理。アルゼンチンではパタゴニアを駆け抜けるバスで氷河の崩落に遭遇。そしてゴールはブラジル。広大なコーヒー農園で出会った親父さんに旅の意味を教えてもらいました。
アフリカ発南米行き、バスで地球一周。バス旅の魅力を余すところなくお伝えします。