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地球バス紀行

毎週火曜22時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2012年3月27日 O.A.

#50 東アナトリア1300キロ横断

トルコ

地図

今回は、首都アンカラからトルコの東の果てを目指すバスの旅。奇岩カッパドキアや、トルコ最大の湖ヴァン湖、そして聖書にも記述があるイラン国境の神秘の山、アール山を目指します。

降り立った空港のターミナルは大雪。まずはバスでアンカラ市内へ出て、アンカラ城を目指します。そこから絶景の雪景色を堪能。その後、トルコで最も有名なカッパドキアの町、ユルギュップを訪ねました。ユルギュップでは観光バスに乗り換え、カッパドキア見物。不思議な造形の奇岩が林立する「想像の谷」で途中下車。ユルギュップ市街に戻った後は、気さくなトルコの人たちにお茶に誘われ、名物チャイで一息。なんでもない雑談の中で、親しみやすく温かいトルコの人たちの人柄に触れました。

次に向かうのは、トルコ最大の湖ヴァン湖。なんと、ここには伝説の怪獣がいるといいます。目撃談は数知れず、しかし、よそ者には容易に姿を見せてくれないとのこと…。はたして、ヴァン湖の怪獣には会えるのでしょうか? 湖を船で渡って行きました。

最後に目指すのは、トルコ最高峰であり、聖書の中でノアの方舟がついたとされる伝説の山、アール山。別名アララト山。泊まったホテルのフロントマンが、アール山がよく見えるところまで連れて行ってくれると言ってくれました。フロントマン親子に連れられて、たどり着いたアール山のふもとの町。そこで雪が真っ白につもり、気高く佇む絶景のアール山に出会うことができました。