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地球バス紀行

毎週火曜22時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2012年3月6日 O.A.

#47 聖地を巡る 祈りの道

ネパール

地図

今回の旅の舞台は、ネパール。リゾート地ポカラから、ブッダ生誕の地ルンビニまで疾走するバスの旅です。途中、ヒンドゥー教の聖地デヴガートやトラやサイなど様々な野生動物が生息するチトワン国立公園にも立ち寄ります。

ポカラ
今回の旅の出発点はポカラです。7000メートル級の山々が連なる"アンナプルナ連峰"や"マチャプチャレ"など、ヒマラヤの絶景が迎えてくれました。旅が始まる前に、米にタマネギや唐辛子を混ぜたネパールのおやつ"ザッパテ"で腹ごしらえ。ポカラ・バスパークからバスに乗り、120キロ西にあるナラヤンガートを目指します。

デヴガート
5時間後、ナラヤンガートに到着。ネパール中から人や物が集まる交通の要衝だけあって、とても賑やかな街です。ここからヒンドゥー教の聖地デヴガートを目指します。デヴガートは、カリ・ガンダキ川とトリスリ川が合流して、ナラヤニ川と名を変える地点にある、ヒンドゥー教の聖地。ここで沐浴すると、現世での罪が浄化するといわれています。一切の財産を捨て、信仰生活を送るヒンドゥー教徒に出会いました。

チトワン
ナラヤンガートに戻り、チトワン国立公園を目指します。チトワン国立公園は1984年に世界遺産に登録され、世界中から多くの観光客が訪れています。ここの観光の目玉、エレファントサファリに申込み、象に乗って公園内を散策します。実際に、インドサイ、アクシスジカ、ヌマワニなど、様々な動物を見ることが出来ました。

ルンビニ
ブッダ生誕の地ルンビニは、ネパール南部タライ平原にある小さな村。ブッダ生涯にちなむ聖地として、世界中から仏教徒が巡礼にやってきます。聖地ルンビニに沈む夕日を眺め、今回の旅を締めくくります。