毎週火曜22時オンエア
人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。
今回の舞台は、東南アジアに位置するタイ王国。 タイ南部の都市ハジャイからマレー半島を北上、 首都バンコクを目指す1350キロのバス旅です。 途中、リゾート地プーケットやミャンマー国境の町を辿り、バンコクへ。 仏教国タイの文化に触れながら、灼熱のマレー半島を疾走します。
ハジャイ
今回のバス旅は、タイ南部最大の町"ハジャイ"から始まります。
ハジャイは、経済の中心地であるのと同時に、タイ南部の交通の要所でもあります。
ハジャイのバスターミナルからバスに乗り、
まずは465キロ北西に位置するプーケットを目指します。
バス車内では、ドライバー志望の若い車掌さんと
ベテランドライバーの息の合った仕事ぶり。
若い車掌は、バスが大好きで
いろんな所に行けるとの理由からドライバーを志すようになったそうです。
プーケット
"アンダマン海の真珠"と称される"プーケット"に到着。
白砂の美しいビーチが延々と広がっています。
地元の人が愛用するミニバス"ソンテウ"に乗り、シレイ島へ。
およそ100年前にインドネシアからやって来た
"ウー・ラック・ラー・ウォーイ"という海の民の住む村を訪ねました。
ラノーン
ミャンマーとの国境の街"ラノーン"を目指します。
ラノーンは、ミャンマーに接していることから、
多くのミャンマー人がこの街で暮らしています。
タイとミャンマーを結ぶ船着場は、
物資を運ぶ人や観光に訪れた人などでごった返していました。
国境の町ラノーンで、隣国ミャンマーに触れます。
バンコク
旅のゴール、首都バンコクに到着。
"天上の都にて帝釈天や神が住む偉大な土地"という意味なんだそうです。
バンコクでは、特に有名なお寺が集まる王宮周辺を歩きます。
そして、日も傾き始めチャオプラヤ川沿いにある暁寺院にやってきました。
王宮時代から変わらぬ景色を眺め、タイ南部のバス旅をしめくくります。